来場者数1万人超え!筑波宇宙センター特別公開を楽しむコツ

2019年10月5日に行われたJAXAの「筑波宇宙センター特別公開」!

年に一度の大規模イベントとあって、1万人を超える来場者が訪れました。

全体的にファミリーが多い印章でしたが、お友達同士やカップル同士で来られている方はもちろん、おひとりでも楽しめるイベントもたくさんあります。

今回、編集部スタッフが「宇宙兄弟」でおなじみのマスコットキャラクター・アポちゃんを連れて、JAXAの筑波宇宙センター特別公開に足を運んでみましたので、実際に回ったルートやその様子などを伝えつつ、筑波宇宙センター特別公開を楽しむコツなどをまとめてみました!

筑波宇宙センターのエリアマップ

JAXAの食堂で食べれるオリジナルメニュー☆

筑波宇宙センターに着いたのはお昼時。

まずは腹ごしらえに【C-2】にある食堂にやってきました。

12時ちょうどくらいの時間でしたが、

数量限定の「暗黒のビーフステーキ丼」はすでに売り切れ……。

人気のメニューは早く行かないと売り切れてしまうんですね;;

気を取り直して他のメニューも見てみると、

「惑星風“はやぶさ2カレー”」など、JAXAらしいネーミングの定食がちゃんと用意されていました!

「惑星風“はやぶさ2カレー”」

トッピングの具材が星の形をしていて可愛いらしいです^^

スペシャルロケットの打ち上げを応援!

お昼を食べた後の13時15分からは、JAXA職員が製作したスペシャルロケットが打ち上げられるイベントがあったため、応援をしにグラウンドにやってきました。

ロケットの打ち上げを楽しみにソワソワと待つ観客たち
JAXAの職員の方々が、ロケット打ち上げの流れを説明

このイベントは、笑いあり感動ありで、かなり面白かったです。

種子島宇宙センターでロケットの打ち上げに携わっているJAXAの職員たちが、実際の打ち上げと同じようにシミュレーションしながらスペシャルロケット打ち上げていくのですが、途中で有名映画のパロディのような演出やコントみたいなネタも取り入れつつ、ロケット発射までの流れを忠実に再現していました。

カウントダウンをして打ち上がったロケット。

一気に湧き起こる歓声。

アポちゃんも大興奮!

会場中の一体感を感じられる、大盛況のイベントとなりました!

(写真だといまいち伝わりきれなくて効果音をつけてみましたが……やっぱり実際に見てみたほうがイイです^^b)

ロケット打ち上げの音響も聞いてみました!

スペシャルロケットの打ち上げに感化され、14時からは「ロケット打ち上げ音響体験」に行ってみました。

「補聴器をご使用の方・大きな音が苦手な方・心臓の弱い方・小さなお子様・年配の方」への注意が書いてあります。

え? そんなにやばいの・・・???

ちょっとした恐怖心を感じつつも、やや好奇心も掻き立てられます。

実際にロケットが発射される時には、ロケットの発射地点から3Km圏内は立ち入り禁止と定められています。

これはロケットを発射する時の音が、人間が聞き取れる音の限界を越えていて、発射する場所とあまりにも近いと危険なため、距離に制限を設けているからです。

なので、3km地点で聞けるロケットの発射音を聞いてみました!

実際に聞いてみると、

お腹にズーンとくるような、胸を打つような、頭を響かせるような

そんな感覚を思わせる壮大な音響でした!

目の前にロケット発射の映像を見ながら聞くので、リアルにものスゴイ感動を覚えます。機会があればぜひ聞いてみていただきたいです。

VR/360度動画で体感!宇宙から見た地球の雨

15時からは、来場する前からずっと楽しみにしていた「宇宙から見た地球の雨」のVRを体験してきました。

こちらのVRは事前予約が必須です!

「アメリカのハリケーン」か「日本の九州北部豪雨」かの雨で選択してVRを見ることができ、手渡されたコントローラーを操作しながら仮想空間を動き回って、雨が強い場所や弱い場所をVRを使って見ていきました。

360度動画の映像はこちらからもご覧いただけます。

【360度動画】ハリケーンDORIAN|JAXA 地球観測研究センター
【360度動画】令和元年九州北部豪雨|JAXA 地球観測研究センター

スキマ時間に筑波宇宙センターの中を散策

参加したいイベントを待つ間にも、筑波宇宙センターでは様々なイベントや展示、グッズ販売などが行われていましたので、スキマ時間を活用して周辺を散策してみました。

筑波宇宙センターの「H-Ⅱロケット」を1周しながら、ロケット博士による機体の解説を行うツアーが開催。
ワークショップコーナー「地球どろだんごを作ろう!!」では、たくさんの子供達が参加。
宇宙食のセールや、「JAXA」のロゴが入ったキャップやTシャツなどのグッズを販売。珍しい宇宙グッズに来場者も興味深々!
「昇格試験への挑戦〜H3ロケットを完成せよ〜」ではJAXAナゾトキゲームに挑戦!
「いぶき2号マン」たちと一緒に記念撮影!
展示館「スペースドーム」にある「きぼう」日本実験棟の実物大模型は中まで散策可能♪
「プラネットキューブ」では、宇宙ステーション補給機「こうのとり8号機」のパネル展示や、宇宙グッズがたくさん集まったお土産コーナーも充実!

他にも「宇宙兄弟」にまつわるこんなコーナーまで展開。

筑波宇宙センターは「宇宙兄弟」の舞台ともなっており、ファンにとっても縁のある場所。

ロケ地巡りもできちゃいますね♪

本当にたくさんのイベントがあって一日では回りきれないほど、筑波宇宙センター特別公開は充実していました!

筑波宇宙センター特別公開を楽しむコツ

今回、筑波宇宙センター特別公開に行ってみて、一日を楽しむために私が実際に思ったことをまとめてみました。

①予約や整理券が必要なイベントを事前にチェック。

②帽子などの日よけや水分補給を忘れない。

③回るルートを事前に考えておく。

④待ち時間を考え早めの行動を心がける。

どれだけ効率的に回れるかというのも特別公開を楽しむ秘訣だと思うので、事前予約の必要があるかを先に確認したり、現地に到着したら真っ先に整理券を探しに行ったり、当日はお昼を食べながら一日の回るルートを計画してみるのもいいと思います。

そして、注意したいのは待ち時間。

人気のイベントは、すでに30分前くらいに並んでいる場合もあります。

(イベントによっては、もっと前から並んでいるかもしれません)

早めの行動を心がけたいということ、また外にいる時間も案外多いと思うので、晴天の日は熱中症対策も忘れないで臨みたいところです。

1年に一度なので、来年以降の特別公開に参加してみたい方の参考になると幸いです。

今後の特別公開も楽しみにしつつ、ぜひこれからの宇宙イベントや活動にも注目してみてください!

執筆者プロフィール

ゆみ
星空をこよなく愛する宙ガール編集部員☆『宇宙兄弟』公式サイトにて、宇宙関連情報記事のライターを担当。

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